2011年8月アーカイブ

2011年8月28日

ピングドラムは今回で非常にヤバい局面に来たなと感じました。
謎について何も明かさないまま、さらに新しい謎を小出しにしてきたということは、これは最後まで答えは言わずに引っ張りながら、答えも結局たいしたことでは無かった(または意味不明)となる可能性が高くなったと思います。何より今回単純につまんなかった!

1話のときの期待感は半端なかったんだけどなー。残念...

2011年8月25日

「性食鬼」重版は9月2日らしいですよ。

http://twitter.com/#!/akita_b_hanbai/status/106610701518376962

 

発売直後にAmazonから姿を消して毎日じりじりしながら待ってたので長かったですが1ヶ月ちょっとしか経ってないのか...

担当からは「秋田書店では異例」というくらい増刷数が多いと聞かされましたが、俺的にはそれだけ?みたいな感じだったのでこれもすぐなくなると思います。なくなれ。もっとバーッといっちゃえばいいのにと思うんですが今のご時世そうもいかないんでしょうか...

なんだかんだでAmazonで注文しておくのが一番確実だと思います。

性食鬼(1)
稲光伸二

2011年8月20日

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今月のトビラ絵。

(描いた本人以外はどうでもいいことですが)ぜんぜん思ってた通りに塗れなくて、何度も何度も塗り重ねたけどやっぱり思ってたのと違うんだけど時間切れ。まあこれはこれでいいかという感じです。違うんだよな...(未練)

そしてこの絵、委員長風に眼鏡をなおしてるところ...ではないんですよ!よく見てください。実は人差し指で前髪をなおしてるところなんですよ!すごくどうでもいいです。

2011年8月19日

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かなり漫画のデザインに似てきた。ブーリアンで削っていくのが楽しくて仕方ない。

今日はパーツごとの大きさのバランスを修正したりディテールを加えたりを、新しいフリースタイルキーボードの環境で頑張ってみたんだけど、まだ慣れてないからいちいちキーボードをチラ見するので肩がこる。そもそも肩が凝らない環境を目指してやってたはずじゃあ... たぶん慣れればなんとかなるはず!

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さっそく届いたんですが。

いやあアメリカって意外と近いんだねーということではなく、実は本家サイトで注文した翌日に「日本に送ると送料めっちゃかかるけどいいの?日本ならここで買った方が安いよ」と日本の代理店のアドレスを教えてくれるメールがあったのだ。うわ恥ずかしい。Amazonしか見てなくて在庫も無かったので本家で買うしかないと短絡的に思ってしまったんだけど、メールに書いてあった店なら在庫もあって送料無料だった。(もちろん日本価格だけど)
そんな情弱な感じで、sorryキャンセルしますthank youと返事をして代理店で注文。2日後に届いてしまったというわけです。うわ恥ずかしい...

 

あと前のエントリーでメーカーの名前を「キネシス」って書いて投稿した後に「キニシスか?」と気になってググってみたら「キニシス」の方が多かったので「キニシス」にわざわざ書き直したら、その代理店では「キネシス」になってるしWikipediaでも「キネシス」だし、どう見てもキネシスじゃんな。これも恥ずかしいです。

 

で、ちょっとこいつを使ってモデリングなどしてみたんだけど、実際使ってみるといろいろ問題点が。一番困るのは数字入力がやりづらすぎるということで、1~6が左キーボードにあって7~0とピリオドは右キーボードというのは、左右を離して使うスタイルということもあって非常に厳しい。右手にタブレットのペンを持ちながら「1.27」とか打ったらもう肩こるよね。
とりあえず今は引き出しの奥に眠っていたテンキーボードを併用することで凌いでますが美しくない。理想の入力デバイスへの道は険しい...

2011年8月15日

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現状modoのエッジコントロールレンダリングではマテリアルの違いで境界をつけるしかないので、このような絵を出したい場合はカゴの骨組み一本ずつに別のマテリアルをわざわざ設定するしかなく、モデルが完成してからも非常に地道な作業が待っています。対角に位置するものは同じマテリアルで問題ないことにしましたが(重なっても奧は見えない)、ひとまわり48本あるのでこの縦の棒だけでマテリアルが24必要ということになります。

地道な上に今後C4Dを導入することを考えると完全に無駄な作業と言うほかありません...

いま漫画を描くのに使ってる液晶タブレットでは逆に不便になるような作業をするために、大画面+intuosのサブPCがあるんですが、タブレットの奧にキーボードを置く縦の配置だとやっぱり左右の腕のバランスが悪くなるので肩がこるんですよね。かといってキーボードをタブレットの左に置くと右側のキーが押しにくいし...
なんかさあ、左右に割れるキーボードとかないのか!あるわけねえよなハハ...と思いながら探してみたら、あっさりあるじゃないですか理想的なのが...

 

Kinesis Freestyle

 

さすが俺らのキニシスさんや!一時期理想のキーボードを求めていた時にキニシスのエルゴは候補だったんですよね。最終的にHHKBを選択して今も手放せなくなってますが。
このFreestyleならタブレットを挟んで左右にキーボードという異次元のスタイルが完成するじゃないですか。ということで円高にあやかって本家のサイトで注文したけど、送料を入れると日本のAmazonで買ったのとほとんど変わらなくなってしまう...

2011年8月14日

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鳥籠。

サブディビジョンかかったメッシュが同じレイヤーに1000ポリゴン単位で入ってると動作が遅くなってくるな。そんなに重いことをやらせてるつもりはないんだけど、こんなことで大丈夫なのか心配になるくらい遅くなる。たとえばこのクオリティでペットショップとか不可能ってことでしょう。工夫が必要ってことか...

2011年8月12日

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ウフ...フ......、ハハ.........

なんということでしょう...

 

昨日からサブモニターを豪華24インチWUXGAにしてたんですが、安グラボがそれに耐えられなかったようで...

昨日のエントリを更新した直後にOSがフリーズして、強制終了したら起動もできなくなってしまって、OSを1ヶ月前のイメージで復元したら、SSD速すぎワラタのときに作業フォルダを全部Cドライブにしてたことを忘れてて、バックアップとってなかった昨日のアレが消えましたよね... その他いろんなものが1ヶ月前の状態になってしまって戻すのが一苦労でした。

 

そんなわけでやり直しです。悔しいんで昨日のより漫画に近い感じにしてます。昨日エッジをどんどん切れと書いたばかりなのにまたエッジを節約してるし...

でもね、今思えばサブモニターを外せば起動できた可能性があるんですよね。その時は完全にパニクってしまってグラボが原因だとわからなかったけど。それがダメだったとしてもセーフモードでは起動できたんだからCドライブに大事なファイルがあることに気付け!

自分のバカさ加減にへこむ...

 

2011年8月11日

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今日のうさ山砲。

銃身下部に描いてしまったよくわからない突起(このへんのデザインは1巻表紙の絵と12話に出てきたもので違ってるけど気にすんな)を作って、それをカバーのパーツに貫通させるための穴を開けたんだけど、曲面に直線の穴を開けるのがとにかくしんどい。曲線から直線につなぐためのクッションとして余分に一段階エッジループを入れたり。

だんだんわかってきたのは、部分の整合性のためにあれこれ複雑に考えるよりも、全体を一発スライスしてエッジループを増やした方がうまくいくということだ。

 

今日はここまで。

2011年8月10日

昨日はちょっと嬉しいことがふたつあったんですよ。どちらも電話で知らされたことなんですが。


ひとつは『出るトコ出ましょ!』の時代にアシスタントをしてくれていた小熊陽平君がヤングチャンピオン本誌で短期連載をすることになったこと。っていうかもう今週出たやつに1話が載ってるんですけど。あの『バトル・ロワイアル』のスピンオフ企画なんですが、頑張っていい絵を描いてるじゃないですか。


彼が俺のとこでアシスタントをしてたのは21とかそのくらいのときで、その頃から俺は一番最初にデビューするのはこいつだろうなと思ってたんですが、勿体ないことに何年か漫画から離れていた時期があったんですね。若さゆえ。
今回は単行本が出るのは確実だし、もう脇目もふらず漫画にうちこんでほしいですね。いやめでたい。ちなみに彼が再び漫画をやることになってスピリッツの担当になったのが俺の担当と同じ編集さんで、いまヤングチャンピオンでの担当も性食鬼の担当と同じ人という、よくわからない縁もあります。


そしてもうひとつの嬉しいことは『性食鬼』の増刷が決まったことです。やったね。今回の本は今までと何か違うなというのは感じてます。みんな意外とストーリーをちゃんと読んで評価してくれているようで、真剣にバカをやっているのが伝わっているということで、今後もより面白くなっていくのでご期待ください。


とにかくアレですよ。烈に描くことが決まって一番最初に思ったのが、ヒット作を描いた作家が連載が終わった時期とかにマイナーな雑誌で読み切りを描いたりするときに、あからさまに手を抜いた感じのものを描いてしまうよくあるアレ!あんな風なものだけは絶対に描かないと。1話が載った時の目次のコメントに「本気で描きました」って書いたんだけど、もうスピリッツでやってるときより気合入れたからね。それもちゃんと伝わってるということなんでしょうけど。


というわけで、これでAmazonの慢性的品切れ状態も近く解消されるということで、まだ買ってない人ももう買っちゃった人も、どんどん注文してまた増刷しちゃいましょう。うん。

2011年8月 8日

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そういえばうさ山さんもロゴで隠れてるので公開しておきます。

2011年8月 7日

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ZSketchの練習やってんですが。

おそらくこの機能は筋肉を作るためのものでしょうから筋肉を作るのが一番よいと思ったのですね。新しい機能を習得しつつ人体の知識も深めてしまおうという企みです。本当はもっと正しく筋肉1本をストローク1本で描きたかったんですが無理ですね。制御が難しすぎる。背中を調整してたらいつの間にか胸の形が変わってたり。それにそもそもベースになるZSphereが正確な骨格になってないわけで。

 

だんだんコツがわかって面白くなってきたんですが、なんか公式フォーラムにある最新バージョンのデモムービーを見ると、もしかしてZSphere関連はもう無くそうとしてるのかって感じの方向性が見えるのは気のせいでしょうか。でも楽しみだなこれ。

2011年8月 5日

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作りかけのニューうさ山砲でSketch and Toonのテスト。


サブディビジョンサーフィスがどうなるか見たかったんだけど、C4Dでもキャットマルクラークサブディビジョンは使えるものの、エッジウエイトの情報を持っていく手段がないため(ないよね?)、C4Dで再度ウエイトを指定しなければならない。それはちょっと厳しいということで、最終的に力技というか、modoでサブディビジョンをフリーズして細分化されたポリゴンとしてC4Dに持っていった。エッジの選択がすごくやりにくくなっちゃうけど仕方ない。

 

そして前のエントリよりパラメータをいじってやったものが上の画像。なんか無限の可能性を感じるわあ...
エッジを個別に調整できるし(体験版で保存ができないので途中でやめたけど)、距離や照明を影響させるモディファイアも組み合わせると、かなり上手い人が描いた風の線を再現できる。
あといじってて楽しいというのもわりと大きなポイントで、MAXにはそれが無かったんだよなあ...

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完全にノーマークだったC4Dがいい感じだな... というか今もうこれしかないでしょという気持ちになってる。

何がすごいって体験版インストールして30分くらいで適当に設定してこの画像ができた。特別なプラグインを入れなくても(というかC4Dはプラグインのセットを売ってるみたいなもんなんだけど)最初から入ってる「Sketch and Toon」を有効にしただけ。ほとんどデフォルトだけど、なんか気が遠くなるくらいパラメータがあるから設定次第でまだ面白くなりそう。体験版が無期限で使えるのもいい(保存ができない)。

トゥーンならMAXと勝手に思い込んでいたけど、こっちのほうが全然使いやすく感じる。何と言っても安いし。「Sketch and Toon」を使うには「Visualize」というグレードのものを買う必要があるんだけど、それでも20万しない。やっぱりアニメ作るわけでもないのに50万はなーとMAXは躊躇していたんだよね。

どうやら近く新しいバージョンが出るようだし、これを運命だと思って行っちゃおうかな。

2011年8月 4日

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というわけで、昨日の完璧美しいトポロジーをZBrushのモデルに転写したのがこちらでございます。

耳の裏とか指の間とかの狭い部分がもっとメチャクチャになると思ってましたがさすがZBrush。ちょっと窪みができたりしただけで、スムーズブラシで低いレベルから順番にならしていくだけで全く問題ないモデルになりました。

そういえば俺なんでこんな事やってんだっけと忘れかけていましたが、そもそもZBrushで作ったモデルをmodoでそのままの形でレンダリングできるかなというテストから始まり、ディスプレースメントマップを作るためのUV展開のためのトポロジー修正というわけで、そのための面倒な作業は全部modoの方でやってしまえることがわかったので、ZBrushではスカルプトに専念すればいいので安心みたいな今に至るということです。

まあゲームとかアニメのキャラを作ってるわけではないのでトポロジーとかあまり凝っても意味ないんだけどね。

2011年8月 3日

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完成!トポロジー!(5人声を合わせて)


やっとできた...
ただポリゴンを貼るだけなら簡単なんですが、突然この人、三角ポリゴンの存在が気になり出して、三角ポリゴンを根絶すべく解けない愛のパズルをえんえん抱いてたんですね。というわけで全部四角ポリゴンで完璧美しいトポロジーが完成したわけですよ。腋の下の収まりだけで1時間くらい悩んでた...
手の部分は人体スカルプトのバイブル「ZBrushデジタルスカルプティング人体解剖学」を参考にというかパクりました。指の断面を6角形で作るのはセオリーなんでしょうか。これ考えた奴すげーな。


さて完璧美しいトポロジーができたということで、ここからさらに完璧美しいUVを割る作業に移れるわけで、一体いつ完成するんだよこれ...

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単行本のカバーを外すとわかるんですが、カバーのいずみは、うさ山に隠れている部分もちゃんと描いてあるのですよ。

ただカバーの中は1色なので、せっかく描いたのだから公開します。絵をクリックしてください。肌色コンテンツなので一応閲覧注意です。

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