2010年5月19日
門左衛門のひみつ
さて、先日Peggleでついに全ステージ全消しを達成した話はまた次の機会に書くとして、近松です。
長かった「マンガ日本史」の近松門左衛門の原稿からやっと開放され、ほっと一息ついていた1月某日。担当の方から電話がかかってきました。
近松門左衛門を漫画にするにあたって「曽根崎心中」にまつわるエピソードを描くのがいいのではないかとなった時点で、既に俺の頭の中では実際の心中シーンから物語を始めることは決まっていました。
この漫画にとって無くてはならないその心中シーン。そこに描かれた血の量が、小学生向けの漫画にしてはちと多目ではないかということが編集部で問題になったというのでした。
俺にとっては「ああそうかもね」くらいの印象でしたが、実際にこの「マンガ日本史」のシリーズの中で流血の描写についてのご意見が編集部にアレしたこともあったとか無かったとかで、ちょっと表現を控えめにしたほうがいいだろうと。そういったアレがアレした結果、血が出てくるシーンは全部色を明るめに、量も少なめに修正することにしたのです。CGって便利だね。
それで今回は、せっかく描いたんだしその修正前の残酷シーンを公開してみようかなと思ったわけです。ここから先は血液関係が苦手な方は閲覧を控えてみるのもいいでしょう。そんな大したもんでもないですが。
まずこれが1ページ目の修正後の絵。ゴールデンタイムのドラマに出てくる血の色みたいな感じですね。
下がその修正前。
…ああ確かに子供には適切じゃないかもな。でも描いてるときはこれでも血が少ないんじゃないかと思ってました。だって首を切って失血死してるんだから、文字通り死ぬほど血が出てるわけですよ。でも俺も血は苦手だからね。子供の頃って「キン肉マン」は「怖い漫画」のカテゴリーだったからな。
2ページ目のこれも。
こんなでした。ひいい。でも当然というか、色のバランスはこっちの方がいいですね。
あとは修正前の画像のみ貼っていきます。
いかがでしたでしょうか。改めて見るとけっこう気合入れて塗ってあるからやっぱり出してよかったわ。CGって便利だね。(二回目)
そして俺はこの修正をするまで、テレビのサスペンスドラマとかで流れる血がやはり明るい色だったりすると、「なんだよリアリティねえなあ。これだから日本のドラマはレベル低くて見てられんわ」ってマジで思ってました。わざとだったんですね。やっと気付きましたよ。
でもAVの中出しシーンは全部本物だと信じるピュアな心も忘れずに持ち続けていたいものですね。おわり。
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