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2011年2月 7日

ディテールに宿る話

ちょっと面白いことを思いついたのでやってみた。

modoで輪郭線をつけるときは線をつけたいエッジを挟むポリゴンを別のマテリアルに設定する。つまりマテリアルの境界が線で表されてるわけです。(もうひとつ他のやりかたがあるんだけど境界をコントロールするのが難しいので却下)
で、まんが的にはどこを線にするかが考えどころで、昨日のお店とかはある程度遠くに見えても線が密集して真っ黒にならないように、細かい部分は線が出ないようにバランスを考えて作ってある。
ただこれだとアップになったときに線が少なくて間抜けな感じになってしまうので、アップになったとき用に別のモデルを用意しようと思ってたんだけど、そこで閃いた。
アップになったときに線を増やしたい部分のポリゴンをパートで設定しておけば、「パートで選択」で選択したポリゴンにワンタッチで違うマテリアルを設定できる!



これは昨日のモデルそのまま。
窓の格子とか瓦とか、ちょっと線が足りないかなというところで、パートで選択したポリゴンのマテリアルを変えると…



わずか数秒でハイこの通り!わかりにくい?線が増えてます。
これ逆に遠くになった時に線を消したいという場所にも有効だな。その場合は選択したポリゴンにどのマテリアルを適用すればいいかがわかるようにパート名を工夫する必要があるけど。

カメラからの距離に応じてマテリアルを変えられれば一番いいんだけどできないのかな。501の新機能スケマティックを使えばできるのかもしれないけど、あれはさすがに独学で習得する気にはならないからしばらく人力でやるしかないか…

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