« 前の記事へ | ホーム | 次の記事へ »

2012年2月 5日

120205b.JPG

 

今まではレンダリング回数を節約するために陰影のついた線画を作っていたんですが、影のトーンを作るための画像を線と一緒にしてしまうと、線を抽出するための2値化のときに濃い影まで黒くなってしまわないようにギリギリまでコントラストを下げる必要があるので、影の微妙な変化が失われてしまうのが問題だったんです。ギリギリにしても暗い影の影響で線が汚くなることもあるし。

というわけで線と陰影を分けてみようというのがこの画像。やっぱり線がキレイに出ますね。カメラからの距離によってオクルージョンを変化させられればいいんだけど...

シェーダツリーの一番上にディフューズ量500%のマテリアルを置くことでワンクリックで陰影のありなしを切り替えられるので2回のレンダリングもそんなに面倒じゃないかな。今まではこれもわからなかったので複数のタブを渡り歩いていくつかの設定を変えなきゃならなくて、一枚一枚これをやるのはちょっと...と思ってたので。次回から使ってみよう。

コメントする

稲光伸二の単行本