« 前の記事へ | ホーム | 次の記事へ »

2013年3月30日

L1005719.jpg

近所の川では毎年、桜のライトアップが催されているんです。川の近くに本社を構える照明機材をレンタルする会社が、毎年1日だけ映画の撮影に使われるすごいライトを使ってボランティアで桜を照らしてくれるんですが、これがもう本当に美しくて、ここが天国かという感じでもう5年前くらいから毎年楽しみにしているんですが、たぶん来年は行かないんじゃないかと思ってます。
年々見に来る人が増えてきて、それに伴ってマナーが低下してきてるんです。特に何か嫌な目にあったとかではないんですが、なんというか象徴的なものを見ました。通路のわきの柵に腰掛けて見ている中年夫婦がいて、警備のおまわりさんがそこには座らないでくださいと注意したんです。男性のほうが「ダメなの?」とか言ってるんですが、おまわりさんが行ってしまうとそのまま何食わぬ顔で座り続けているんですよ。
どんな些細な事であれ、警察官の言うことを聞かないってことはもうそこは無法地帯じゃないですか。このライトアップは無償でやってくれてるんですよ。警察もそのために警備の人員を割いてるわけですよ。警察がもう手に負えないからライトアップやっちゃダメって言ったらもうそれで見れなくなる話なのに。
それですっかり醒めてしまって、もういいかあって。今までの桜の美しい思い出を帳消しにするレベルの何かが起きないうちにもう行くのはやめにしようと思ったわけです。

コメントする

稲光伸二の単行本