2011年11月アーカイブ
2011年11月25日
2011年11月22日
これこれ!これが見たかった。
ZBrush Centralに投稿されたミネラルウォーターの広告イメージの製作過程で、水でできた世界をZBrushで作ってMAYAでレンダリングしてるんですが、水の気球をMAYAにインポートした画像がメッシュのラインでびっしりになってるんですね。これはZBrushで作った高密度のメッシュをそのまま読んで使ってるということですよ。そうかやっぱりプロの現場ではそうやってるんだね。
それでもうちの非力なマシン(つってもCore i7だけど)では以前DynaMeshで作ったロボでもそのままではmodoが完全に固まってしまうので、これをさらに細かく彫ったメッシュを読むなんて到底ムリな話。もしかしたらMAYAとかMAXなら大量ポリゴンを扱える仕掛けがあるのかもしれないけど。
ということで当然デシメーションマスターを使うことになるんですが、そう考えるとデシメーションマスターで何が悪いって気がしてきますよね。そもそもデシメーションマスターが作られた経緯を想像してみれば、ディスプレースメントマップで完全に細部まで再現することが不可能だったことは明らかなわけで、まあUV割るのが大変そうというのはありますけど、ちょっとその方向でいろいろ試したいことが出てきました。
2011年11月20日
以前作ってたロボの頭をZBrushでスカルプトしてみました!うそです!
ここまでシャープにスカルプトできて且つ他のソフトでここまで再現できればもう言うこと無しなんですが、現実はそうもいかず...結局細かなディテールまでmodoでやることにしました。細い溝もはじめバンプマッピングで描いてみたんですが、やっぱりアップにするとジャギーが目立つのが納得いかず、実際に溝をモデリングしてます。曲面をキレイに彫る方法がだんだんわかってきました。
あらゆる方法を試したんですが、やっぱりZBrushのハードエッジ系モデルを他ソフトで完璧に再現するのは不可能なようで、というかおそらく有機的なモデルも違いが目立たないだけで完全に同じになってるわけではないんだなと。
ZBrushで超かっこいいハードスカルプトをやるチュートリアルビデオがあって見てみたんですが、そのビデオでも最終的にはデシメーションマスターでポリゴンを減らしてOBJファイルでmaxに持って行ってて、それすごいがっかりしたんですけど、つまり不可能なんだなということで諦めましたよね。
素人のアタマで考えてみると、ディスプレースメントマップは法線方向にポリゴンを変移させているわけだから、法線の計算方法が違うソフト間で細かなズレが生じるのは避けられないことなのかと思ったりします。「法線の計算方法が違う」っていうのがもう勝手な想像なんですけどどうなんでしょう。誰か教えて。
2011年11月 6日
にんじんケーキをmodoでレンダリング。
クリーム感を出そうとサブサーフェススキャッタリングをいじりまくったんですが結局ボケで誤魔化す感じに。
昨日のイラストのケーキはZBrushでレンダリングしたものをそのまま使ったんですが、簡単にmodoに持っていけるなら今後はレンダリングはmodoでやったほうが画質もいいしキャラに合わせるのも楽なのでいいかな。
ただこのケーキは全部DynaMeshで作っているので、やはりそのままだとポリゴンが多すぎてmodoが固まるので、Decimation Masterでポリゴンを一気に7%くらいまで落としたものにタイル状UVを作ってポリペイントをテクスチャーに変換することでmodoで操作できる形にしています。それらは全部ボタン一発で済むことなので、これがZBrushのモデルを「ストレスなく」modoに移動するためのギリギリの方法かなと思います。イラストに使うケーキをいちいちリトポロジーしてられないし。
それでもDecimation Masterはやりすぎるとポリペイントがボケボケになってしまうので、今後はケーキ本体の円柱部分とかニンジンとか単純な形のものはリトポロジーして、デコレーションの部分だけDecimation Masterとか組み合わせを考えながらモデリングするといいと思いました。
すごく余談ですけど、このケーキはうさ山さんが食べているニンジンを一本抜いた跡があるんですが、これスポンジケーキのとこまで穴が開いてるのはおかしいよね。ニンジン挿して焼いたのかと。
2011年11月 5日
今月の烈(次号)の表紙カットに描いたうさ山さんです。
物語の中では(まだ?)触れられていませんが、うさ山さんは地球のニンジンという野菜がすごく好きという設定があるので、ハロウィンには遅いしサンタコスをするには早いという何を描いたらいいかわからない時期ということもあり、にんじんケーキをやってみました。
ケーキは普通に描いたほうが速いとは思ったんですがZBrushで作ってみました。こういう絶対に一度しか使わないものを現実的に許される程度の時間で作って、それが実用に耐えるのかということを確認したかったんですが、思ったよりうまくいきました。今後もカラーの小物には積極的に使っていきたい。
やはり見た目的にも作業的にも一番のポイントは生クリームのデコレーションで、これは4R2からの新しいブラシ「CurveTube」で本当に生クリームを搾り出すようにモデリングしてるんですが、最初このチューブの断面を編集する方法がわからず、2ちゃんねるのCG板で質問までしたんですがどうもそんなことは不可能ということで、しかたなく円柱状のチューブを盛った後に手作業でスジを入れてそれっぽく完成させました。
しかしその直後の書き込みで実際は可能ということがわかったものの後の祭り。作りなおす時間はないのでそのまま使いました。
ブラシモディファイアのMeshInsertのところに希望の形を入れればその形のチューブが出てくるようになるんですね。というかどんなブラシでもMeshInsertで形を変えられることがわかってZBrushの無限の可能性を感じましたよね。ほんとになんでもありかよ...
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